高血圧と動脈硬化

高血圧専門医と循環器専門医です。 高血圧と動脈硬化についてわかりやすく解説します

高血圧の食事について① なぜ高血圧では減塩が必要なのか?

 

高血圧の方が気をつけるべき生活習慣についてお話しします。

 

血圧が高い=減塩

です。

 

f:id:kandk129:20161203195042j:plain

では、なぜ減塩が必要なのでしょうか?

 

皆さんは、塩分をたくさん取ると、喉がすごく渇くという経験はありますでしょうか?

 

簡単に言うと、

塩分は血管の中に水を引き込みます。

 

 

人間は60%が水分でできています。

 

血液はもちろん液体ですが、その他の臓器の細胞も水分を含んでいます。

 

血管と組織は、バランスをとり液体の調整をしています。

 

 

 

昔、理科で半透膜や浸透圧という言葉を聞いたことがあるかと思います。

 

半透膜は、物体は通さずに液体のみを通す膜で、半透膜を介すると、外側と内側の濃度が同じになるように液体が移動します。

 

f:id:kandk129:20161203200733j:plain

f:id:kandk129:20161203200934j:plain

 

血管と組織も同様の作用を持っています。

 

血管の液体と組織の液体は、濃度の差を通して液体の受け取りあいをしています。

 

塩分を摂取して血液が濃くなると、血管の外側の組織から水分を受け取ります。

 

すると、血管の中にある液体の量が増えることになります。

f:id:kandk129:20161203201000j:plain

 

血圧とは、血液が血管を押す力のことです。

 

血圧とは? - 高血圧と動脈硬化

 

血液の量が多くなると、血液が血管を押す力、つまり血圧が上昇します。

 

そのため、塩分をたくさん摂取することで、血圧が上がるのです。

f:id:kandk129:20161203201023j:plain