高血圧と動脈硬化

高血圧専門医と循環器専門医です。 高血圧と動脈硬化についてわかりやすく解説します

高血圧とは② どこまで血圧を下げれば良いのか?

f:id:kandk129:20161115200952j:plain

血圧が高かった時には

どこまで血圧を下げれば良いのでしょうか?

 

基本的には

病院での血圧が

140/90mmHg

平均で下回るまで

下げることになります。

 

家庭で測る血圧は

低くなる傾向にあるため,

平均が135/85mmHgを下回るまで

下げます。

 

家庭の血圧が高く,

病院での血圧が低い

仮面高血圧や,

家庭の血圧が低く

病院での血圧が高い

白衣高血圧の場合には

家庭の血圧を優先します。

 

 

 

ただし,

糖尿病の方と

後期高齢者の方は,

若干異なります。

 

f:id:kandk129:20161115200938j:plain

 

糖尿病の方は,

心臓病や脳卒中などの病気に

かかりやすいため,

目標値は10mmHg低くなります。

 

また,

後期高齢者の方は

生活で個人差が大きく,

「6mを歩けない人の場合には

血圧を下げた人の方が悪い」

というデータもあり,

目標が10mmHg高くなっています。

 

しかし,

できるだけ血圧を下げた方が

心臓病や脳卒中の予防効果はもちろん高いので

下げられる人は他の人と同じように

家庭血圧135/85mmHg未満を目指します。

 

また,

糖尿病で腎臓病

というように

複数該当する場合には

低い方を優先します。

 

家庭の血圧はあくまで

「平均値としての評価」

が重要であり,

一回の血圧が160/100mmHg

であったとしても,そのまま測るようにしましょう。

 

目安としては

家で計った時に

収縮期血圧で140台が多くなっているという時に

対応を考えるようにします。