高血圧と動脈硬化

高血圧専門医と循環器専門医です。 高血圧と動脈硬化についてわかりやすく解説します

家で血圧を測らなくっちゃいけないの?  ①緊張と自律神経

 

みなさん,健康診断に行くと

採血とか,

レントゲンとか,

血圧を測る時とか,

緊張しませんか?

 

 

病院に行って血圧を測る時にも,

「高いって言われたらどうしよう」

とか,思ってしまいますよね?

 

病院とか,健康診断とか,緊張したりすると血圧って上がります。

 

 

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血圧って,実は色々な要素で上がるんです。

 

血圧の調整には,

交感神経とか,

ホルモンとか,

いろいろな機構により厳密に調整されています。

 

交感神経とは

人体には,

感覚をつかさどる神経や

運動するための神経など,

たくさんの神経が走っています。

交感神経と,副交感神経というのは,

簡単に言うと,

怒ったり,興奮した時に活発になる

交感神経

安らいでいる時に活発になる

副交感神経

と言う

二つの自律神経のことを言います。

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これらの神経は常に調整し合っています。

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心配でハラハラしたり,

怒って興奮したり,

運動で心臓がバクバクしたり。

これは,交感神経が活発になっている証拠なのです。

交感神経は,血圧を上げる作用をする神経です。

病院で測ると緊張して,血圧が高くなる。

これは,機能として正常の反応です。

 

動脈硬化に影響し,医師が知りたいのは,

「特別な状況」ではなく,

普段の血圧なのです。

 

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たまに測定するのを忘れて飛ばし飛ばしになってもいいのです。

「続かないからやらない」

ではなく,

「とりあえず,家で測ってみよう」

という気楽な気持ちで測ってみてください。