高血圧と動脈硬化

高血圧専門医と循環器専門医です。 高血圧と動脈硬化についてわかりやすく解説します

血圧が高いとどうなるのか?  ① 高血圧と動脈硬化

 高血圧とは

病院や健康診断で指摘される高血圧とは,

診察室(病院で計った時)の血圧が

収縮期血圧140mmHg  以上

または

拡張期血圧90mmHg  以上

のことを言います。

 

mmHgは

ミリメートルエイチジー

または

ミリメートルマーキュリー

と読みますが,血圧の単位です。

「水銀圧力計で~㎜を示す」という意味で,

本来血圧を水銀血圧計で計っていたため,

このような読み方になります。

 

さて,

 

血圧が高いと言われた時に,放っておいたら何が困るのでしょうか?

 

血圧が高くても症状がないから放っておいても良いのでしょうか?

 

血管の役割

生まれた時の血管は,とてもしなやかで,心臓の拍動によって押し出される衝撃を吸収してくれます。

クッションの役割をして,全身の臓器に伝わる衝撃を和らげる働きがあるのです。

 

 

動脈硬化とは

高血圧を放っておくと,血管が高い圧力にさらされることになります。

そのため,

しなやかな血管が

傷ついて修復する過程を繰り返していくことで,

血管が硬くなります。

簡単に言うとこれが,動脈硬化です。

 

 

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動脈硬化は,年を重ねるにつれて進行していきますが,

その進行のスピードは

血圧や,脂質異常症,

糖尿病,腎臓病や喫煙などにより

早くなっていきます。