高血圧と動脈硬化

高血圧専門医と循環器専門医です。 高血圧と動脈硬化についてわかりやすく解説します

高血圧の運動について

高血圧の人は、 医師から 「運動しましょう」 と言われると思います。 では、どのような運動が高血圧には良いのでしょうか? 運動は、 有酸素運動とレジスタンス運動に分けられます。 有酸素運動とは、 体全体を使って行う 「歩く」「走る」「泳ぐ」「自転車…

高血圧の食事12 食事のまとめ

一通り,高血圧患者さんの食事についてお話ししました。 高血圧患者さんの食事についてのリンクです。 ①なぜ高血圧では減塩が必要なのか http://www.高血圧と動脈硬化.net/entry/2016/12/03/高血圧の食事について①_なぜ高血圧では減塩 ②我々はどれくらい塩分…

高血圧の食事について 11食事の量と塩分について

今回は、 『当たり前と言われれば当たり前』 のことかもしれません。 減塩といえば、 『薄味の食事』 ということになります。 しかし, 案外忘れてしまいがちなのが、 『食事の量』 です。 塩分摂取量というのは、 『塩分の濃度』と『食事の量』を かけたも…

高血圧の食事について ⑩そばとうどんと塩分について  

日本の文化である、 『そば』と『うどん』 コンビニには電子レンジで温めるそばやうどんが並び、 どこの地方に行っても、 様々な名産の手打ちうどんや手打ちそばのお店が並んでいます。 「ヘルシーだからそばにしよう」 「ヘルシーだからうどんにしよう」 な…

高血圧の食事について ⑨味噌とみそ汁について

「朝,みそ汁を飲むとほっとする」 「夕食にみそ汁がないと落ち着かない」 そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回はみそ汁の塩分について考えてみましょう。 味噌大さじ18gの塩分は2〜3gです。 これも種類や製品によって異なります。 みそ汁に…

高血圧の食事について ⑧ 減塩のコツについて。

「減塩」 がいいということはわかると思いますが, 辛いものを食べないということは, 非常に難しいことだと思います。 食事指導において ブログでも書いてきたように, ラーメンは食べるな, 漬物は食べるな, ということでは, 食べるものがなくなってしま…

高血圧の食事について⑦ お酒と高血圧について

今回は、 「お酒と高血圧について」 お話します。 《①アルコールと血圧の作用について》 アルコールは、 飲んだ直後には 血圧は一時的に下がります。 しかし、 長期的に見ると 血圧は上昇します。 大量の飲酒の習慣は、 高血圧、 脳卒中、 心房細動、 睡眠時…

高血圧の食事について⑥ 梅干しと漬物の塩分は多いので気を付けましょう。

冷蔵庫がなかった時代には, 食料の腐敗を防ぐために 食料を保存しておく必要がありました。 これに利用されていたのが, 塩や味噌だったようです。 そのため, 日本の各地で漬物が漬けられ, 日本人が非常に親しんでいる食材です。 漬け方など, 種類による…

高血圧の食事について⑤ 野菜と血圧について

「野菜は体にいい」 と聞きますが, どのように体にいいのでしょうか? 今回は、 「食物繊維」などとは別に 血圧に関連する 「カリウム」 という物質の観点から見てみます。 野菜や果物には, カリウムという物質がたくさん入っています。 この、カリウムは…

高血圧の食事について④ ラーメンには気を付けましょう。

ラーメン,すごく美味しいですよね。 醤油ラーメン 味噌ラーメン 塩ラーメン とんこつラーメン 担々麺 など、 どれも美味しくて、 食べたくなってしまいます。 今回は、ラーメンについてですが、 あの美味しい味を出すには、 どれくらいの塩分が入っているの…

高血圧の食事について③ 栄養成分表示で塩分を知りましょう。

具体的にどのように塩分を注意したらよいのでしょうか? まずは、身の回りの食品の塩分を把握することかと思います。 スーパーや、コンビニで購入する食品の中のほとんどには、「栄養成分表示」という記載がされています。 まずは、この栄養成分表示の中の塩…

高血圧の食事について② 我々はどれくらい塩分を摂取しているのか?

心筋梗塞、脳卒中(脳出血,脳梗塞など)は 動脈硬化で起きる重篤な病気です。 高血圧もコレステロールも どちらも動脈硬化の原因 ですが、 「梗塞」はコレステロールによる影響が大きく、 「出血」は高血圧の影響が大きいです。 日本では、漬物など、塩分が…

高血圧の食事について① なぜ高血圧では減塩が必要なのか?

高血圧の方が気をつけるべき生活習慣についてお話しします。 血圧が高い=減塩 です。 では、なぜ減塩が必要なのでしょうか? 皆さんは、塩分をたくさん取ると、喉がすごく渇くという経験はありますでしょうか? 簡単に言うと、 塩分は血管の中に水を引き込…

女性と高血圧① 女性ホルモンと高血圧

女性は男性とは異なり, 子供を産むための体のつくりをしています。 月経がある 閉経がある 妊娠する という点が男性と異なります。 女性ホルモンである 「エストロゲン」 という物質は女性を動脈硬化から強力に守ってくれています。 そのため、 男性と女性…

高血圧とは② どこまで血圧を下げれば良いのか?

血圧が高かった時には どこまで血圧を下げれば良いのでしょうか? 基本的には 病院での血圧が 140/90mmHgを 平均で下回るまで 下げることになります。 家庭で測る血圧は 低くなる傾向にあるため, 平均が135/85mmHgを下回るまで 下げます。 家庭の血圧が高く…

高血圧とは ①血圧の値がいくつから高血圧か

血圧の値がいくつから, 「高血圧」 になるのでしょうか? 2014年4月に 人間ドッグ学会から 「高血圧の基準が147/94mmHg以上」 という発表があり, メディアや医療の場では話題になりました。 では,たとえば 血圧が142/92mmHgであれば, 血圧の薬は飲まなく…

血圧の測り方 ⑤いつもより血圧が高い時に

「夕方に血圧を測ったら170/100mmHgあって, 何回測ってもどんどん血圧が上がってます。 今測ったら上の血圧が200mmHgあるんですけど, これから救急車を呼んで病院に行ってもいいですか?」 夜間に病院で仕事をしていると, たまにこのような電話を受けるこ…

血圧の測り方 ④血圧の測定回数について

患者さんで 「血圧を数回測ると最初が一番高くて測ると下がってくる」 とおっしゃる方がいます。 「毎回違うから血圧計が壊れているんじゃないか?」 そうではありません。 あなたの血圧が毎回違うのです。 血圧は 毎回測るたび, 測る時間により, 測る季節…

血圧の測り方 ③手首の血圧計は正確ではないのか?

前回, 手首の血圧計よりも腕の血圧計の方が正確である。 というお話をしました。 では, 手首の血圧計は正確ではないのでしょうか? もちろん, 測定の誤差は一定範囲内に収められており, 機械的には正確である と思います。 しかし,手首の血圧計には 以…

血圧の測り方 ②手首の血圧計と腕の血圧計

血圧計はたくさんありますが, 中でも,2種類に分けると, 「腕で測る血圧計」 と 「手首で測る血圧計」 があります。 いったい,どちらの方が良いでしょうか? 医師として言うと, 「腕で測る血圧計の方が断然良い」 です。 これは,我々が高血圧を診察す…

血圧の測り方 ①血圧を測定する時間と環境について

高血圧の方に 「家で血圧を測ってください。」 というと, 「測る時に注意することはありますか?」 と聞かれることがあります。 家で血圧を測るには どのように測るのが良いのでしょうか? 気をつけることはいくつかあるため, 今回はまず, 測る時間と環境…

家で血圧を測らなくっちゃいけないの? ③仮面高血圧とは

仮面高血圧って? 聞きなれない言葉ですよね? 家の血圧が高くて, 病院で診察すると血圧が正常範囲の人 を 仮面高血圧と 言います。 また,血圧の薬を飲んでいる人でも, 病院での血圧が正常でも 家の血圧が高い人は 仮面高血圧に入ります。 仮面高血圧は,…

家で血圧を測らなくっちゃいけないの?  ②白衣高血圧とは

「血圧が高かったらどうしよう。」 「病気だって言われたらどうしよう。」 病院を受診した時や 健康診断を受ける時に 緊張することはありませんか? 皆,白衣を見ると緊張するようで, この緊張によって, 血圧が一時的に上がることを 白衣高血圧 と呼びます…

家で血圧を測らなくっちゃいけないの?  ①緊張と自律神経

みなさん,健康診断に行くと 採血とか, レントゲンとか, 血圧を測る時とか, 緊張しませんか? 病院に行って血圧を測る時にも, 「高いって言われたらどうしよう」 とか,思ってしまいますよね? 病院とか,健康診断とか,緊張したりすると血圧って上がり…

血圧が高いとどうなるのか?②   高血圧,動脈硬化を放っておくと…。

動脈硬化が進むと 動脈硬化が進むと,どうなるのでしょうか? 血管が吸収するはずの衝撃が吸収されないまま, 全身の臓器に衝撃がダイレクトに伝わっていきます。 これにより,様々な臓器が障害を起こします。 特に,血圧によって一番影響を受けやすい臓器は…

血圧が高いとどうなるのか?  ① 高血圧と動脈硬化

高血圧とは 病院や健康診断で指摘される高血圧とは, 診察室(病院で計った時)の血圧が 収縮期血圧140mmHg 以上 または 拡張期血圧90mmHg 以上 のことを言います。 mmHgは ミリメートルエイチジー または ミリメートルマーキュリー と読みますが,血圧の単…

血圧とは?

こんにちは。 今回はまず,血圧というものについて考えてみます。 血圧とは、なんでしょうか? 血圧を測ると、195/104mmHgなどと、上の血圧と下の血圧が測定されます。 なぜそのように上の血圧と下の血圧があるのでしょうか? 血圧とは, 血液が通る時に血液…

はじめまして。

こんにちは,はじめまして。 Dr.ペン太と申します。 心臓の内科で医師をしており,高血圧を専門にしてます。 日本に4300万人いると推定されている高血圧という病気。 皆さんがよく聞く血糖やコレステロールや動脈硬化という名前。 健康診断や掛かった病…